雲仙科学掘削プロジェクトは、ICDP(注1)やIAVCEI(注2)を通じ、世界に呼びかけた共同研究を行っています。
1997年にはICDPの援助の元で、雲仙火山の科学掘削に関する国際ワークショップが開催されました。その結果、雲仙火山での科学掘削の意義が世界各国の研究者に認められ、現在のプロジェクトへと発展しました。本プロジェクトでは、国際ワークショップでの各国研究者からの提案を踏まえて、国際共同研究を実施しています。また、IAVCEIなどを通じて新たなる共同研究の提案募集も行います。
本年度より開始した山頂部での火道掘削においては、その計画時からICDPと技術的協力を行い、世界の英知を集めた掘削計画を立案しました。火道掘削はICDPと共同で実施しています。

(注1)ICDP(国際陸上科学掘削計画):
ドイツ・アメリカ・日本・中国などが参加する、科学掘削における国際共同研究の推進機関。各国研究者から提案された掘削研究への支援を行う。
(注2)IAVCEI(国際火山学・地球内部化学協会):
火山学の国際学会。通常の学会活動を越えて、火山防災への提言や噴火時の国際共同調査などにも積極的に関与している。